坂本龍馬

坂本龍馬という男の魅力

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第3話「偽手形の旅」

嘉永6年(1853) 春

 

いよいよ江戸へ行く龍馬。
父が龍馬のために書いた「修行中心得大意」という"戒め"をしっかり懐に入れて、案内役・溝渕広之丞と江戸へ出発します。

 

そんな龍馬に想いを伝えていた加尾は、一人龍馬の見送りに来ていました。
その表情があまりにも切なくて、胸がキュンとなりましたね。

 

当時は、連絡を取る手段もなく、無事に帰って来れる保証のない江戸修行に、大好きな人が行ってしまう。二度と会えないかもしれないと思うのも当然かも知れません。

 

江戸への道中、岩崎弥太郎が付いてきました。
弥太郎は、龍馬より身分の低い地下浪人で、藩からの許しが出るわけもなく、資金もあるわけでもなく、ただ江戸で学問をしたいと言う強い気持ちから、偽の手形で江戸に行く計画です。

 

でも途中の関所で嘘がばれてしまいますが、弥太郎は龍馬を赤の他人で関係ないと言い、結局弥太郎は四国を出ることはできませんでした。

 

弥太郎との旅の途中、「子を想わない親はいない」と弥太郎に土佐へ変えるように促します。
裕福な家庭で育った龍馬は、弥太郎の身分では食べることも勉強することもままならないことを知りませんでした。
土佐の身分制度が厳しさを弥太郎の言葉が全て表わしています。


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